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ビジネス・業界2026-06-02
ソフトバンクGがロボットに再挑戦できるのは、先にAIの「脳」を確保したから
ソフトバンクGは過去にロボットで失敗していますが、今回は「先にAIの脳を確保してから身体(ロボット)を揃える」という逆の順番で挑んでいるのが大きな違いにみえます。
ソフトバンクGがロボットに挑むのは初めてではありません。2014年に人型ロボット「Pepper(ペッパー)」を発表し、2017年にはロボット開発で有名なBoston Dynamics(ボストン・ダイナミクス)も買収しました。
ですがどちらもうまくいかず、Boston Dynamicsの株式も大部分を手放しています(2020年に韓国・現代自動車グループへ過半を売却)。
理由はシンプルで、当時はロボットの「身体」は優れていたのに、それを賢く動かす「頭脳(AI)」が追いついていなかったからです。身体はあるけれど中身が伴わない、という状態だったんですね。
それが2025年になって状況が変わりました。OpenAIやNVIDIAの進化で、ロボットに積める「賢い頭脳」がようやく実用的なレベルに届いてきた。だからソフトバンクGは、先にOpenAIへの巨額出資で脳を確保し、そのうえで身体(産業用ロボット大手ABBの買収)を取りにいった、という順番になっています。
Pepperの頃は「身体が先」でしたが、今回は「脳が先」。この順番が逆になっているところに、一度の失敗からの学びが見えるな、と僕は思いました。
補足メモ
ABBの買収は2025年10月に発表された段階で、手続きの完了は2026年の後半とされています(2026年6月時点)。「脳を先に確保した」という流れがこのまま形になるかは、もう少し追いかけたいところです。