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ビジネス・業界2026-06-02

ソフトバンクGがABBを約8,000億円で買ったのは「ゼロから育てる時間」を買うため

ロボット会社をゼロから育てると何十年もかかるので、その時間を約8,000億円で「買った」というのがソフトバンクGによるABB買収の目的だと思います。 2025年10月、ソフトバンクGはスイスの大手ABBの「ロボット部門」を約54億ドル(約8,000億円)で買収すると発表しました(2026年6月時点でまだ手続き中、完了は2026年後半の見込み)。 ABBのロボット部門は、世界で稼働するロボットが約50万台規模。日本のファナック、安川電機、ドイツのKUKA(クーカ)と並ぶ、産業用ロボットの世界的な大手の一角です。 なぜそんな大金を払うのか。もしゼロからロボット会社を作ろうとすると、工場を建て、技術者を集め、顧客を一から開拓して……と、何十年もかかります。ソフトバンクGはその「ゼロから育てる時間」を、お金で一気に短縮したわけですね。 ソフトバンクGはABBの前からロボット関連にちょこちょこ投資していましたが、最後に足りなかったのが「信頼できる産業用ロボットの本体と、世界中に広がる販売網」でした。ABBの買収で、その最後のピースがはまった、という構図です。 お金で時間を買う、という発想は個人ではなかなかできないので、規模の桁が違うなと感じます。

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