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ビジネス・業界2026-06-02
ソフトバンクGはフィジカルAIの4要素(脳・チップ・インフラ・身体)を全部自前で揃えにいっている
ソフトバンクGは「賢いAIを現実世界で動かす」ために必要な4つの要素を、自分のグループ内で全部揃えようとしています。
孫正義さんが目指すのは「賢いAIに、現実世界で身体を持たせて動かす」こと、つまりフィジカルAIです。そのために必要なピースを、ざっくり4つに分けて押さえにいっています。
1つ目が「頭脳」。ChatGPTを作るOpenAIへの巨額出資です(最大400億ドル=約6兆円規模で出資する合意。2025年時点)。
2つ目が「チップ」。スマホ向け半導体設計で圧倒的なArm(アーム)を傘下に持ち、さらに独自の大規模AIチップ構想(プロジェクト・イザナギ)も報じられています。
3つ目が「インフラ(計算する場所)」。OpenAIやOracle(オラクル)などと進める巨大プロジェクト「Stargate(スターゲート)」で、4年間で約5,000億ドル(約75兆円)規模のAIデータセンターをアメリカに作る計画。孫さんが会長を務めます。
4つ目が「身体」。産業用ロボット大手ABBの買収(約8,000億円)です。
頭脳(OpenAI)をチップ(Arm)で動かし、データセンター(Stargate)で処理して、ロボットの身体(ABB)で現実世界を動かす——この流れが一本につながりつつあるのが今のソフトバンクGです。世界を見回しても、ここまで全部を自前で揃えようとしている会社は珍しいんですね。
補足メモ
Stargateやイザナギのような構想は計画段階の部分も含みます(2026年6月時点)。投資の判断は、規模の大きさだけでなくリスクの大きさも合わせて、最終的にはご自身で考えてみてください。